ペーパーナースが就職しやすい職場を紹介、履歴書はこう書け!

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ペーパーナースが就職しやすい職場を紹介、履歴書はこう書け!

「ペーパーナースが就職するのって難しいんですか?」

「ペーパーナースなのですが、どこで働けるか心配です。」

 

看護師資格を持っていても臨床経験が無い、または臨床経験が少ないペーパーナースが就職に悩むことは当たり前な事です。

 

「ペーパーナースでも看護師をやりたい、でも、臨床経験が無いから医療現場に飛び込むのに不安があるし、どうすればいいのかわからない・・・。」

「ペーパーナースは、履歴書になんて志望動機を書けば良いのだろう・・・。」

 

その不安、わかりますよ。

 

看護師免許を持っていても、看護師として働いていない期間が長ければ長いほど、再就職するときの不安は大きくなるのも当然です。

 

しかし、問題ありません。

 

就職先は、あなたの勇気次第で大きく2通りあります。

また、そのどちらかで履歴書の志望動機も変わってきます。

 

今回は看護師として働きたくても、もう一歩が踏み出せないでいるペーパーナースの方に、ペーパーナースでも就職しやすい職場を、職場の特徴、メリットや注意点を含めてご紹介いたします。

 

また、今回は就職時にもう1つの悩みとなる履歴書の書き方をお伝えします。

 

この記事を読んで、あなたに合った就職先を見つけて、看護師免許を活かしてみてはどうでしょう。

 

ペーパーナースが就職しやすい職場ってどこ?

 

ペーパーナースが就職しやすい職場とは、大きく分ければ病院病院以外の職場の2つに分けることが出来ます。

ペーパーナースが就職するなら、相対的に見ても仕事量や医療行為の多い病院勤務より、病院以外の職場の方がオススメです。

 

ここからは、ペーパーナースにオススメな病院以外の職場を、ランキング別にお伝えしていきます。

評価基準は下記の5点から総合評価(オススメ度)を出しています。

 

医療行為の少なさ :★★★☆☆

給料の高さ    :★★★☆☆

採用のされやすさ :★★★☆☆

教育環境     :★★★☆☆

業務量の少なさ  :★★★☆☆

 

総合評価(ペーパーナースへのオススメ度):★★★☆☆

 

病院以外でペーパーナースが就職しやすい職場をランキング順に紹介

 

ここからは、ペーパーナースが働きやすい就職先をランキング順で紹介していきます。

 

第1位 介護施設 総合評価 :4.6

 

介護施設の評価
医療行為の少なさ4点
給料の高さ5点
採用のされやすさ5点
教育環境5点
業務量の少なさ4点
総合評価 4.64.6点

 

介護施設の仕事

まずは介護施設と言っても、色々な種類の施設があるのをご存知でしょうか。

介護施設は病院から比較すると、医療の提供頻度や種類が少ないです。

介護施設を大きく分ければ下記の4つがあります。

 

  • 介護老人保健施設(通称:老健)
  • 特別養護老人ホーム(通称:特養)
  • 通所介護施設(通称:デイサービス)
  • 通所リハビリテーション(通称:デイケア)

 

これら施設に共通して求められる技術は慢性期の看護技術です。

具体的な業務を上げるなら、

 

  • バイタルサインのチェック
  • 内服管理、点滴管理
  • 簡単な創処置、スキンケア
  • 排便管理、オムツ交換
  • 経管栄養、食事介助
  • 吸入、吸引

などがあがります。

 

医療の提供頻度や種類を施設順に比較すると、

 

老健>特養>デイサービス>デイケア

の順になり、この並びは利用者の重症度も同様になります。

 

特に、近年の老健での医療行為は増えています。

2017年の介護療養病床の廃止から、今まで介護療養病床で看て来た患者が、今度は老健で対応することになったからです。

老健の場所にもよりますが、人工呼吸器を取り扱っている施設もあります。

 

就職するペーパーナースにとっての介護施設のおすすめポイント

介護施設の医療行為は、重症患者が少ないため病院から比較すると少ないですが、それなりの医療行為が学べるため、やりがいを求めているペーパーナースにオススメの職場と言えるでしょう。

給料も病院以外の就職先の中では高めで、基本給だけ見れば病院よりも高い施設もすぐに見つかります。ペーパーナースでも、基本給23万円~25万円程度を出してくれる施設もあります。

介護施設は種類も件数も豊富で、ペーパーナースでも雇ってくれる場所は非常に多いです。

求人が多いので、ペーパーナースでも自分に合った職場を選択することができます。

また、近年は教育に力を入れている介護施設も多く、事例をまとめたり、色々な研修に参加できたりする機会もあり、教育環境が整っている施設が多いです。

施設での業務は介護士が主体の所が多いので、看護師の業務は少なめなので評価も高いです。

 

就職するペーパーナースにとっての介護施設の注意点

 

介護施設の種類により、先にも書きましたが、提供する医療の頻度や種類が違う事です。

入職する前に必ずどの程度の医療行為があるのか?を確認しましょう。

また、反対に医療行為が少ないデイサービスやデイケアも注意が必要です。

これら施設は医療行為が少ない分、看護師1人体制の施設があります。

いくら医療行為が少ないからと言っても、ペーパーナースには荷が重いですよね?

必ず看護師2人体制以上の施設を選びましょう。

 

第2位 クリニック 総合評価:3.8

 

クリニックの評価
医療行為の少なさ4点
給料の高さ4点
採用のされやすさ4点
教育環境4点
業務量の少なさ3点
総合評価 3.83.8点

 

クリニックの仕事

クリニックで必要となる医療行為は下記のようなものがあります。

 

  • バイタルサインのチェック
  • 診察の介助
  • 点滴
  • 採血
  • そのクリニックが専門とする医療行為

 

重症患者は基本的には受け入れていませんので、医療行為が少ないですが、就職するクリニックによって専門の医療行為があります。

 

例えば、皮膚科なら患者に軟膏を塗ったり、皮膚処置をしたり、皮膚に関する看護がほとんどです。

また、耳鼻科なら点耳、吸入や吸引などの医療行為を求められます。

 

また、業務自体は昼間だけのクリニックが多く、基本的には土日、祝日でお休みをする場合が多いです。

病院の外来と類似した感じがしますが、クリニックと病院外来では受診に来る患者の重症度が違います。

 

就職するペーパーナースにとってのクリニックのおすすめポイント

クリニックの医療行為は介護施設と同程度ですが、単調な仕事が多い傾向があります。

自分の興味のある専門分野で働ければ、やりがいを求める事も可能です。

給料も意外に高いクリニックがあり、特に美容関係など月収40万円を超える場所もあります。美容関係は特殊ですが、一般のクリニックでも基本的に、ペーパーナースでも基本給22~23万円以上は期待できます。

日中営業のクリニックがほとんどで、家事や育児に時間を割きたいペーパーナースでも採用されやすいです。

また、クリニックでは専門とする科により、それに準じた学習の機会が多く与えられ、教育環境も高めの評価です。

業務量は施設よりやや多め、看護師が主体になるので人が少ないクリニックでは衛生物品の管理や掃除、受付などの業務を任されることもあります。

 

就職するペーパーナースにとってのクリニックの注意点

クリニックに就職する場合は、働く場所によってペーパーナースを育てる前提が無いクリニックや即戦力を求めているクリニックに注意して下さい。

また、求められる最終スキルが高いクリニックも、勉強会や研修、自己学習などが多いためペーパーナースにはオススメしません。

その判断の1つとして、クリニックの業務体制を確認することが重要です。

働いている看護師の総数、看護師何人で業務をまわすのか確認しましょう。

中には看護師1~2人体制のクリニックもあります。

そのようなクリニックは即戦力を求めており、ペーパーナースが就職しても、バタバタしていて十分な指導が受けられない事もあります。

理想とするなら、常時看護師3人以上のスタッフが在住するクリニックの方が、新人の指導に時間がさけるため、ペーパーナースの就職にはオススメです。

また、クリニックでは専門分野が学べますが、その分野以外は学ぶことが困難です。

いずれは、病院勤務に戻りたいと考えているペーパーナースさんには介護施設の方がオススメです。

 

第3位 健診センター 総合評価:3.2

 

健診センターの評価
医療行為の少なさ4点
給料の高さ5点
採用のされやすさ3点
教育環境2点
業務量の少なさ2点
総合評価 3.23.2点

 

健診センターの仕事

健診センターとは病気の予防をするために、健康診断や人間ドックを行っている所です。

ここに来る患者は基本的に元気で、日常生活が自立している人がほとんどです。

健診センターの看護師の仕事を紹介すると、

 

  • 採血
  • 問診
  • バイタルサインのチェック
  • 診察の介助
  • 身体測定

 

などがあがりますが、主な業務は採血です。

 

就職するペーパーナースにとっての健診センターのおすすめポイント

健診センターの医療行為は、クリニックより少ない傾向にあります。

健診センターでは重症患者がまず来ませんので、ペーパーナースでも高い医療技術や知識が無くても、採血さえできれば働けるというメリットがあります。

しかも健診センターって、結構待遇が良くって給料が高い場所もあるんです。

広告なんか見ると年収500万円以上、中には600万円と記載してあるところもあります。

求人数はやや少なめですが、比較的就職先を見つける事は可能で、ペーパーナースでも医療行為が少ないので採用してくれます。

就職先が中々見つからないなら、転職サイトに相談するのも1つの手です。

教育環境については、単調な業務が多いため低めです。

業務量は健診ですので、1日に数十人~数百人に対応する場合があるので多めです。

 

就職するペーパーナースにとっての健診センターの注意点

健診センターで看護師をする場合、業務が単調で医療技術や知識がほとんど手に入りません。

ですので、健診センターで何年働いていても、ペーパーナースのレッテルは付いたままです。

あなたの考えが、看護師資格を活かして収入を得るために健診センターで働くならオススメしますが、医療技術や知識を身につけたいと考えているなら、他の就職先を検討した方が良いかもしれませんね。

 

第4位 保育所 総合評価:3

 

保育所の評価
医療行為の少なさ4点
給料の高さ3点
採用のされやすさ4点
教育環境2点
業務量の少なさ2点
総合評価 33点

 

保育所の仕事

近年、保育所ではアレルギーの子供の増加、慢性的な疾患を持つ子供の対応やケガの対応などのため、看護師を常勤とする場所が増えています。

保育所での看護師の仕事を具体的に上げると、下記のようなものがあります。

 

  • ケガの手当(バンドエイドを貼る程度)
  • 内服管理
  • 点眼や吸入薬の管理

 

就職するペーパーナースにとっての保育所のおすすめポイント

ここでの看護師の主な仕事は、入園している子供たちの健康管理ですので、医療行為はほとんどありません。

給料はクリニックや健診センターより低い場合が多く、ペーパーナースでは基本給は20万円~22万円程度です。

保育士よりずっと高いですが・・・。

出産、育児を経験しているママであれば、その経験を活かすことも可能で、ペーパーナースでも採用されやすいです。

看護師として教育環境があるかというと、半分は保育士と同じような業務を行うので評価は低めです。

保育所の看護師の業務量は、年々増加傾向にあります。

それは看護師に汎用性が求められており、病気やケガの対応だけではダメという事です。

原因は保育士不足なのですが、そのシワ寄せが看護師の仕事にも影響しているのです。

保育士と一緒になって子供の世話を行い、レクリエーションの企画や運営を行います。

 

就職するペーパーナースにとっての保育所の注意点

保育所で働く看護師は基本的に1人です。

ですので、ペーパーナースが注意しなければいけない事は、子供の異常時に遅滞なく対応を取る事です。

子供に対して過度に反応する親も少なくないので、ちょっとしたケガや異常でも、連絡が遅くなると大きな騒ぎになる場合があるので注意が必要です。

 

第5位 看護資格を活かせる企業 総合評価:2.2

 

看護資格を活かせる企業の評価
医療行為の少なさ4点
給料の高さ3点
採用のされやすさ2点
教育環境1点
業務量の少なさ1点
総合評価 2.22.2点

 

看護資格を活かせる企業の仕事

企業で働く看護師を企業看護師と言います。

就職する企業によっては、看護師でも1部上場企業で働く事が可能です。

仕事内容は、その企業で働くスタッフの健康管理や健康診断が主な仕事です。

 

  • バイタルサインのチェック
  • 健診の介助
  • 健康相談
  • けがの手当て(救急箱で対応できる程度)

 

就職するペーパーナースにとっての看護資格を活かせる企業の仕事おすすめポイント

企業看護師の医療行為は、健康管理や健康診断が主業務ですので少ないです。

企業看護師の給料は、その職場に雇われているため、働く場所によって大きく変わります。

働く場所にもよりますが、1部上場企業では23万円~25万円以上は貰える可能性があります。

医療行為が少ないのでペーパーナースでも採用されますが、臨床経験が豊富なナースや保健師の方が優先的に採用される傾向があります。

教育環境は医療行為自体が少ないため、看護師として経験や知識を積むのは難しく、評価も低い傾向にあります。

業務量は意外と多く、企業の意向に従わなければならない場合があります。

例えば、看護業務以外にもメーデーの出席や選挙活動、企業の会議や行事などに出席を余儀なくされる場合があります。

 

就職するペーパーナースにとっての看護資格を活かせる企業の仕事注意点

企業看護師の求人は、病院以外の職場の中で最も少ないため、すぐに働きたいと考えているペーパーナースへのオススメ度は低めです。

あなたが企業看護師に興味があるなら、自分で調べるより、転職サイトを利用して相談することをオススメします。

 

 

病院でペーパーナースが就職しやすい職場のランキングを紹介

 

「ペーパーナースでも、いきなり病院で働いても大丈夫でしょうか?」

 

もちろん大丈夫です。

ペーパーナースでも働ける病院はあります。

看護師なら、誰しも1度は病院勤務に憧れることだってありますよね。

ここからはペーパーナースにオススメする病院を紹介します。

 

第1位 慢性期病院 総合評価:4

 

慢性期病院の評価
医療行為の少なさ3点
給料の高さ4点
採用のされやすさ5点
教育環境5点
業務量の少なさ3点
総合評価 44点

 

就職するペーパーナースにとっての慢性期病院のおすすめポイント

ペーパーナースに、最もオススメしている病院勤務は慢性期病院の勤務です。

慢性期病院は中型規模の病院が多いです。

慢性期の患者の時間経過は穏やかで、急性期と違いそこまでバタバタしないため余裕を持って仕事に入れます。

しかし、そこは病院ですので、仕事量は介護施設と比較すると多い傾向にありますが、その分やりがいを求める事も可能です。

慢性期病院で給料をアップさせたいと思うなら、夜勤に入るのがオススメです。

夜勤手当は病院にもよりますが、1回の相場は1万円~2万円程度です。

ペーパーナースでも夜勤で働く回数を増やせば、月に30万円以上稼ぐことも可能です。

人手不足の病院が多いですので、ペーパーナースでも採用されやすいです。

また、学習環境も整っており、受け持ち患者を持ち、看護計画を実践しながら、日々看護師としてスキルアップを目指せます。

慣れてくれば委員会や事例研究、事例検討など色々な学びの場にチャレンジすることも出来て、自分の能力を高める事も可能です。

病棟勤務の基本を学ぶためにも、ペーパーナースにオススメの職場と言っても良いでしょう。

 

就職するペーパーナースにとっての慢性期病院勤務の注意点

慢性期病院は急性期病院より、時間的に余裕があるのですが、病院以外の職場と比較すると、やはり医療行為は比較にならないほど多いです。

ペーパーナースでも就職口は多くありますが、職場環境が合わずに離職する人もいる事を念頭に入れて選択して下さい。

また、人間関係は業務が多忙な病院の方が上手くいっていない傾向にあり、離職率が高い病院には注意が必要です。

休みも不定期になる事が頻繁で、年末年始やゴールデンウィークも仕事が入ってくるので、予定が立てにくい傾向があります。

 

第2位 再就職支援がある病院 総合評価:3

 

再就職支援がある病院の評価
医療行為の少なさ1点
給料の高さ4点
採用のされやすさ4点
教育環境5点
業務量の少なさ1点
総合評価 33点

 

就職するペーパーナースにとっての再就職支援のある病院おすすめポイント

次に病院勤務でオススメしているのは、再就職支援のある病院です。

簡単に言えば、中途採用者に向けた教育プログラムを組んでいる病院の事です。

中途採用者の教育プログラムを導入しているのは、中~大規模病院が多いため、高い医療技術を求められる事があり、医療行為が非常に多いです。

その分、看護のやりがいが最も多いのも特徴の1つです。

給料は慢性期病院と同じで、夜勤に入れば20代でも軽く30万円を超えます。

大規模病院でも看護師不足は否めず、ペーパーナースでも採用されやすいです。

また、中途採用者を積極的に募集している病院では、教育プログラムが充足しており、プリセプターが付く場合が多く、本人のレベルに合わせた教育が受けられたり、研修会の提供もあったりします。

本人の看護レベルに合った業務の調整もしてくれるため、ペーパーナースでも安心して業務に入れることがメリットです。

 

就職するペーパーナースにとっての再就職支援がある病院注意点

昨今の看護師不足は深刻です。

病院によっては、中途採用者に向けた教育プログラムを推奨していても、蓋を開けたらロクな教育を受ける事が無く、どんどん業務を押し付けてくる病院もあります。

また、慢性期病院でも中型規模の病院であれば再就職支援をしている病院も多いのですが、小規模になると支援が無い病院もあるため注意が必要です。

そのような病院にペーパーナースが就職してしまっては、退職は時間の問題です。

それを回避するためにオススメしているのが転職サイトの利用です。

転職サイトを利用すると、実際に働いてみないと分らない情報まで集めることが出来ますので、内情をしっかりと把握して病院を選択しましょう。

また、人間関係にも注意が必要で、業務が多忙であれば人間関係も崩れ易い傾向があります。

重症度の高い患者の対応もするため、職場の環境はいつもピリピリしており、ペーパーナースが働くなら覚悟が必要です。

もちろん休日は不定休で、自分の休み関係なしに研修会や会議が入ってきます。

今回紹介した職場の中で、最もプライベートと仕事を充実させる事が難しい職場なります。

 

 

ペーパーナーの就職に役立つ履歴書の書き方や面接対応のポイント

 

就職時には必ず履歴書と面接が必要になります。

採用者側からしてみれば、あなたを評価するのに重要な情報になるので、履歴書や面接の内容1つで就職を左右されると言っても過言ではありません。

ここでは、ペーパーナースにオススメする、履歴書の書き方と面接の対応をお伝えしていきます。

 

ペーパーナースの就職に役立つ履歴書の書き方

 

まず履歴書の書き方についてです。

履歴書の内容の中で、最も重要視されるのが志望動機です。

病院以外の職場と病院に出す履歴書では、志望動機の書き方も少し違ってきますので、例文を見てみましょう。

 

病院以外の職場に就職する場合

今回は例文としてクリニックに向けた履歴書の志望動機を書いてみます。

 

例文

私は就職してすぐに結婚、妊娠をしたため、臨床経験がほとんどありません。

子供が小さい時は病弱で、とても仕事と育児を両立することが出来ませんでした。

しかし、子供が成長するにしたがって育児に手がかからなくなってきたので、看護師として働くという自分の夢を叶えようと帰院に申し込みを致しました。

貴院で働きたいと思ったのは、以前にこちらのクリニックに通院していた時、やさしく対応して下さるスタッフの方の姿を見て、私の理想とする看護師の姿がこのクリニックにあると思ったからです。

かんしゃくを起こす子供にも優しく対応して下さり、毎回私にも声掛けを行ってくれ相談にも乗って下さりました。精神的なサポートまで行って下さり、育児に疲れていた私の本当に心の支えになりました。

今度は私が皆様から与えられたやさしさを、病気で苦しむ方たちに与える事が出来たらと思い貴院を志望しました。

 

病院に就職する場合

次に慢性期病院に向けた履歴書の志望動機を書いてみます。

 

例文

私は就職してすぐに結婚、妊娠をしたため、臨床経験がほとんどありません。

子供が小さい時は病弱で、とても仕事と育児を両立することが出来ませんでした。

しかし、子供が成長するにしたがって育児に手がかからなくなってきたので、看護師として働くという自分の夢を叶えようと貴院に申し込みを致しました。

貴院で働きたいと思ったのは、以前こちらで祖母がお世話になった事があり、やさしく対応して下さるスタッフの方の姿を見て、私の理想とする看護師の姿がこのクリニックにあると思ったからです。

1日中、認知症で迷惑をかける祖母に対してもやさしく、適切に患者様にケアをするスタッフの姿を見て、私も「地域密着型で患者様に寄り添う看護」(その病院の看護目標)を学びたいと思いました。

また、貴院は看護展開にも力を入れているとの事で、私も一から看護を学び直すことが出来ると思い志望しました。

 

例文から考察できる履歴書の志望動機の共通のポイント

 

上の例文を分析して志望動機をポイントに分けて整理すると以下の様になります。

  • 自分がペーパーナースで臨床経験が無い、または少ないことを明確にする
  • 臨床経験が無い、または少ない理由を明確にする
  • 貴院で働きたい理由を明確にする(具体的な事柄を追記、やりたいことを明確にすると更に良い)

 

自分がペーパーナースで臨床経験が無い、または少ないことを明確にする

履歴書だけでなく面接でもそうですが、採用されたいがために自分を大きく見せようとするのはオススメできません。

特に知識面や技術面を大きく見せると、その場はパスしたとしても、臨床に出てからボロが出ます。

適切な教育を受けることが出来ず、今後のあなたにはデメリットしか待っていませんので、ペーパーナースであることは正直に話しましょう。

 

臨床経験が無い、または少ない理由を明確にする

履歴書の動機の中で重要性を含んだ項目です。

ポイントは誰でも共感できる事柄を理由にする事です。

例文でもあるように、結婚、出産、育児は臨床を離れる理由としては鉄板です。

その他にも身内の介護、旦那の強い希望や転勤などの理由にしても良いでしょう。

 

貴院で働きたい理由を明確にする

履歴書の動機の中で最重要と言って良いでしょう。

ポイントはなぜその病院以外の職場、または病院で働きたいのかという事です。

ここを明確に出来るか出来ないかで、相手に与える印象は大きく違います。

 

例文から考察するとクリニックの場合は、自身の体験談をもとにして受けた援助を明確にし、それが自分にどう影響したか具体的に書かれています。

そうすることで、そのクリニックだからこそ学べるものがある、だから働きたい志望動機にしたという印象を相手に与えることが出来るのです。

 

一方、慢性期病院の場合、自分の体験談をもとに受けた援助を書いているのはクリニック同様です。

しかし、慢性期病院の場合は病院の立ち位置や方針、その病院の看護目標などに共感していることをアピールすることで、その病院で働く事の動機に繋がっています。

病院の立ち位置や方針、看護目標など個人で情報を集めるのが困難だと思ったら、転職サイトを利用しましょう。

専門のコンサルタントが相談でき、その病院の立ち位置や目的としている事、看護方針など色々な情報を得ることが出来ます。

 

ペーパーナースの就職に役立つ面接のポイント

 

次は面接のポイントについて説明していきます。

 

面接前に準備しておく事

  • 履歴書の内容を把握(特に志望動機)
  • 自分の理想や目標

 

履歴書の内容を把握

面接時には離職していた理由や、看護師として再就職する理由を聞かれることが多いです。

履歴書にも書いてありますが、まさか「履歴書に書いてある通りです。」なんて返答では、あなたが受ける印象は最悪なものになってしまいます。

面接官はあなたの口から、考えや思いを聞きたいのです。

面接前にはしっかりと履歴書を頭に入れて下さい。

 

自分の理想や目標

自分が看護師になってどうしたいのか、この病院で何をやりたいのかは良く聞かれる面接項目です。

あらかじめ、病院の方針や看護目標など情報を集める事で事前準備を行い、想定される質問には明確に返答できるように準備をしましょう。

 

面接時に注意する事

  • 質問にはタイムリーに返答する
  • 身だしなみ、姿勢に注意する

 

質問はタイムリーに返答する

面接官からの質問にはタイムリーに返答するのが理想です。

反対に一番印象を落とすのは、返答に悩み無言で考え込むことです。

返答に困った場合は「考える時間が欲しい」と面接官に素直に言葉で伝えましょう。

 

身だしなみ、姿勢に注意する

面接では当たり前の事です。

髪型、髪色、服装、化粧などには注意して下さい。

人の第一印象は視覚から入ってきますので、適切な身だしなみを行って清潔感をアピールしましょう。

また、時々笑顔や簡単な身振りを入れる事で、相手に与える印象が良くなります。

 

ペーパーナースの就職に困ったら、転職のプロに依頼しましょう!

 

ここまで、ペーパーナースにオススメする就職先を紹介、履歴書や面接についてアドバイスを書いてきました。

しかし、実際に就職すると思うと一人では不安になってしまうものです。

本当に私の希望通りの職場なのだろうか?

転職先の情報が不足していて不安があるし、調べている時間が無い。

履歴書の書き方があっているのか?

面接で聞かれる質問は、どこまで準備すればいいのだろうか?

 

上記のように、ペーパーナースでは就職先の選択の不安、就職先を選択できても履歴書や面接の不安など、転職には色々な不安があると思います。

そんなあなたにオススメしているのが、文中でも書かれていた看護師転職サイトの利用です。

看護師転職サイトに登録すると、専門の転職コンサルタントがあなたの希望に合った転職先を探してくれます。

転職コンサルタントの取り扱う情報は非常に多く、実際にその職場で働いてみないと分らない細部の情報まで教えてくれます。

また、転職コンサルタントは履歴書の書き方や面接の相談に、専門的な視点で相談に乗ってくれます。

ペーパーナースでも看護師転職サイトの利用は簡単ですので、一人で悩むなら看護師転職サイトを利用してみて下さい。

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