看護師が小さい病院から大きい病院へ転職!意外な落とし穴と脱出方法

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看護師が小さい病院から大きい病院へ転職!意外な落とし穴と脱出方法

看護師が小さい病院から大きい病院へ転職するときには、正しい知識を持って転職活動をすることが大切です。

なぜなら、小さい病院から大きい病院へ転職するとき、実は意外な落とし穴があるからです。

小さい病院から大きい病院へ転職したいと思う看護師さんに理由を聞いてみると、

「大きい病院でスキルアップがしたい」

「小さい病院だと給料が低いから、大きい病院で給料アップしたい」

という返事がよく聞かれます。

でもこれが実は大きな落とし穴なのです!

「大きい病院へ転職すれば必ずスキルアップができる」

「小さい病院だと給料が低いが、大きい病院に転職すれば必ず給料が上がる」

これは、よくありがちな、誤った知識です。

小さい病院から大きい病院へ転職しても、あながた望むようなスキルアップは出来ないことがあります。

小さい病院から大きい病院へ転職しても、今あなたが働いている小さい病院の給料より、低くなることがあります。

「それは何で?」

「じゃあどうしたら転職に成功するの?」

不安に思うことはありません。

正しい知識をもって転職すればいいのです。

これから、看護師が小さい病院から大きい病院へ転職する際の、意外な落とし穴と、その脱出方法について、詳しくお話したいと思います。

看護師が小さい病院から大きい病院へ転職してもスキルアップできるとは限らない

看護師が小さい病院から大きい病院へ転職したいと思うとき、「スキルアップがしたいから」という理由をよく聞きます。

小さい病院だと、病院によっては最先端の医療技術が、取り入れられていないことがありますよね。

それに、大きい病院に比べて、勉強会や研修の回数が少ないこともあります。

私が初めて小さい病院に転職したとき、「え!?これは私が大きい病院で働いていたときには、もう古いって言われていたことなのに、この病院はまだやってるの!?」と驚いたことがありました。

医療行為や看護行為の、エビデンスは変わっていきますよね。

確かに小さい病院では、昔ながらのやり方から抜けられていない病院があります。

大きい病院だと、最新の情報が入りやすく、医療や看護も最先端です。

勉強会や研修の回数も多いです。スキルアップできる要素はたくさんあります。

でも例え大きい病院へ転職したからといって、必ずスキルアップできる部署に配属されるとは限りません。

急性期で最新の医療や看護を学びたいと思っていても、療養型病棟に配属される可能性があります。

回復期病棟で退院支援を学びたいと思っていても、救急外来に配属される可能性があります。

大きい病院だと日々の業務が忙しくて、自宅に戻っても勉強する気力が湧かない、時間もないということを聞いたことがあります。日々の業務が忙しいと、人間関係もギスギスしやすいです。

小さい病院から大きい病院へ転職したからといって、スキルアップできる環境とは限らないのです。

小さい病院から大きい病院へ転職するときには、そこで何を学びたいのか、学びを得られる環境の部署に配属されるのか、ということが大切です。

看護師が小さい病院から大きい病院へ転職しても、給料が上がらない場合がある

看護師は小さい病院から大きい病院へ転職した方が給料が上がる、実はこれが大きな間違いなのです。

あなたが今働いている、小さい病院の給料は低いですか?

一般的に小さい病院の給料は低い、と思われがちですが、実は違うのです。

小さい病院だって、給料の高い病院はあります。

今度は、小さい病院と大きい病院のお給料について、詳しくお話ししたいと思います。

まずは、基本給について詳しく見ていきましょう。

日本看護協会「2017年病院看護実態調査」によると、病床数ごとの基本給の平均値の違いは、以下の様になります。(高卒+3年課程卒の新卒看護師の比較)

  • 99床以下:195.793円
  • 100~199床:198.975円
  • 200~299床:201.386円
  • 300~399床:203.142円
  • 400~499床:204.568円
  • 500床以上:208.589円

99床以下の小さい病院と、500床以上の大きい病院の基本給の差は約13000円です。

次に夜勤手当を見てみましょう。

日本看護協会「2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査」によると、2交代制の病床数別の夜勤手当は以下の様になります。

  • 99床以下:10.875円
  • 100~199床:10.720円
  • 200~299床:9.821円
  • 300~399床:9.007円
  • 400~499床:8.614円
  • 500床以上:7.807円

500床以上の大きい病院の夜勤手当より、99床以下の小さな病院の方が約3000円高いのです。

月に4回夜勤をしたとすると、大きい病院より小さい病院の方が12000円/月高いことになります。

基本給の比較では、小さい病院より大きい病院の方が、13000円高かったですよね。

でも、基本給+夜勤手当4回で計算すると、大きい病院と小さい病院の差は、わずか1000円です。

それどころか、中途半端な大きさの病院では、99床以下の小さい病院より給料が低いという計算になります。

忙しい大きい病院へ行って、研修や残業が増えて、自分の時間が少なくなったのに、給料まで下がってしまったら悲しいですよね。

ご紹介した看護協会の調査は、平均値を表しています。

もちろん、小さい病院かだらといって給料が高いとは限りません。大きい病院へ転職して給料が上がる場合もあります。

でももし、あなたが給料アップのために転職を考えているのなら、大きい病院だけに捉われず、給料の高い小さい病院の転職も視野に入れるべきです。

看護師が小さい病院から大きい病院へ転職するときには、正しい知識が必要

看護師が小さい病院から大きい病院へ転職するときには、今までお話したような、正しい知識をもって、転職活動をすることが大切です。

スキルアップもしたい!給料もアップさせたい!と考えているなら、500床以上の大きい病院をオススメします。

そして、本当に自分の願う部署でスキルアップが出来るのか、今の給料よりアップできるのか、調べる必要があります。

とにかく給料アップをしたい!と考えているのなら、小さい病院も視野に入れて、給料の高い病院を調べる必要があります。

もちろん、500床以上の給料のいい大きい病院では、年齢的に厳しい場合もありますよね。

そもそも、病院の規模に関わらず、給料が良くて働きやすい病院は、求人が少ないです。

でもだからといって、転職を諦めないで下さい。

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